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ござる乃座39th

2008/03/02(日) 01:30 野村萬斎

ござる乃座39thパンフ

ござる乃座を観に行ってきました。
今日は東京体育館でバレーボール、国立競技場でJリーグの試合があったようで千駄ヶ谷は混み混みでした。

狂言「内沙汰」
右近:野村萬斎、妻:石田幸雄、後見:高野和憲
狂言「因幡堂」
夫:野村万之介、妻:深田博治、後見:野村良乍
素囃子「男舞」
大鼓:柿原光博、小鼓:鳥山直也、笛:栗林祐輔
狂言「塗師平六」
塗師平六:野村萬斎、師匠:野村万作、妻:高野和憲、地謡:竹山悠樹/深田博治/石田幸雄/月崎晴夫/時田光洋、後見:岡聡史

パンフレットの今回の寄稿は「鞍馬天狗」で共演中の石原良純さん。
初対面のメイク室、萬斎さんに矢継ぎ早に質問を浴びせたらしいです。1つ1つ答えてくれる萬斎さんの声が実にいい、とのこと。
あとは萬斎さん最初のほう全然NGを出さなかったらしいです。良純さんは土方歳三を「さいぞう」と何度も間違えたらしい…
あと良純さんは東洋医学の知識もあるらしく、寒い撮影所で萬斎さんの背中のツボ「大髄」に貼るホッカイロを貼ってあげたそうです。
しかし、その鞍馬天狗の撮影中、萬斎さんにハプニングが起こってしまったようで…
萬斎さんの挨拶文の中に書かれていたのですが、鞍馬天狗宣伝のために出た番組で撮影中左足の親指の爪をはがしたことを良純さんにバラされたそう。
さすがの萬斎さんも当時はろくすっぽ歩けず、しかしござる乃座38thは迫ってるしで青くなったそうですが、包帯を巻いたまま履ける足袋を用意して乗り切ったそう。見所にもほとんどばれなかったそうです(アンケートから推測したのでしょうか)
現在は通常の1/3ほど生えた状態だそうです。
読んだだけで痛い。時代劇は靴履かないからなぁ…萬斎さんも大変だったんですね。前回公演見に行かなかったのは失敗でした。

狂言「内沙汰」は、大蔵流では「右近左近」。
和泉流では最近は万作さんくらいしかやらないとか萬斎さんの挨拶文にありましたが、確かに大蔵流の月見座頭を演じちゃう万作さんはこういうお話好きだろうなと思いました。
善竹弥五郎さんの右近左近は半泣き・半笑いの自嘲的な工夫をしていて狂言としてはとてもリアルだったそうだ、と挨拶文にあったのですが、萬斎さんの右近も最後の笑いや叫びの伸ばす音の出し方に自嘲的な物悲しさがありました。表情もとても真剣でしたし。
しかし、途中妻と裁判の練習をしていたところはすごい面白かったです。
左近の牛が右近の他の稲を食べてしまったので年貢を左近に肩代わりさせた上牛を自分のものにする、と地頭に訴えでると意気込む右近。妻にアドバイスされ二人で裁判の想定練習をするのですが、右近が左近と自分の2役を演じるんです。
それが、地頭と懇意な左近役をやる時には自信たっぷりなのに、地頭となんのコネもない自分の番になるとおどおどしっぱなし。自分なんだから、右近の役の方が出来ていいはずなのにビビりまくって全然ダメ。本番でビビらないために練習してるのに…
左近と懇意な仲っぽい妻も(右近が邪推しただけかもしれませんが)、地頭として左近には懇意に右近には冷たく当たるもんだからますます右近が哀れでした。
1人2役が面白い話なんですが、妻と左近が普通の関係じゃなさそうなところは気の毒で、からっとした狂言の笑いとじめっとした現代劇の笑いが混じっている、珍しい曲だなと思いました。

因幡堂は、以前も見たことがある狂言。
妻と離縁して新しい妻を娶ろうとする夫が通夜を行うが、追っかけてきて神仏を騙った元妻を新しい妻と思って娶ろうとする、狂言の典型的な話。妻が酒飲みで怠け者なところが他と違う感じでしょうか。
新しい妻に扮した妻が、夫と杯を交わす際に酒を飲みまくるのがおかしい。
あと妻役の高野さんの装束が青で珍しいなと思いました。かなり濃い目の青だったのですが、女性の着物でここまではっきりと青い装束は見たことがなかった気がします。新しい装束なのかな。
男舞は現実に生きている武士などが舞う際の曲。リズミカルで勇壮な曲でした。こういう曲好きです。能も合戦ものとか武士が出るもの好きですし。

塗師平六は、妻が非常に賢くてしっかりものなのに夫の平六が単純なのがすっごいおかしかったです。
師匠が弟子の平六を頼って訪ねてきたところを、対応した妻は師匠に居座られると夫の仕事がなくなっちゃうと思って平六を死んだことにしちゃうんですが、そこに何も知らない平六がやってきて「おなつかしゅう~」とか言ってしまう。
妻が「平六は細工がそんなに上手くないけど他に塗師がいないから仕事がある」なんて身も蓋もないことを言っちゃうのが非常に女性らしいと言うかなんと言うか。でもしっかり夫の心配して言ってるところに愛があっていいですね~。
また師匠の前から平六を連れ出して、「これこれこういうことだから死んだことにするよ」と言うんですが、平六がお師匠さんに不義理は出来ないしと悩むと、妻は「じゃあ幽霊として師匠の前に出なさい」と、平六を気遣って、師匠の前に出られるような策を出すのもいいですね。
しかし平六、幽霊になれと言われたら本当の幽霊みたいになって出てきたのがおかしくておかしくて。
さっき師匠の前にうっかり出てしまった時には普通の人間っぽく出てしまったくせに、いきなり幽霊っぽくなって出てきたらどっから見ても怪しいじゃないですか~。舞う平六を見上げる師匠はきっと「こいつ生きてんな」と思ってたに違いない。
幽霊の振りをした平六が出てくるところからは夢幻能の形式をパクっているのですが、塗師平六と能とでは幽霊になる理由が雲泥の差なのがおかしすぎです。

わが魂は輝く水なりチラシ

右の画像は、パンフに挟まっていた「わが魂は輝く水なり」のチラシ。
Webで小さい画像を見かけて「この写真、いい!もっと大きな画像で見たい!」と思っていたのですがやっとチラシを入手できて嬉しかったです。
最初、小さい画像で見ていたときには左の人物が萬斎さんなのかと勘違いしてしまったんですよ。萬斎さんは右の老武者だったんですね。
チラシを見ると菊之助さんと萬斎さんが親子役なんだそうですが、この二人似てます。蜷川さんは似ているからこの二人をキャスティングしたのかなーと勘繰ってしまうくらい。
萬斎さんの老けっぷりがいいですね~。あと平家を表す赤い布が風に靡く様が美しい。
右の画像では見えないと思いますが、菊之助さんの目が青いです。木曽義仲の元に走って存命の六郎役なのかと思っていましたのですが、亡霊となって実盛の側にいる五郎役なんですね。

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