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7/28レ・ミゼラブル(ソワレ)

2007/07/29(日) 14:01 その他観劇

3回目のレミゼ。
初見のキャストが多かったのですが、面白い舞台になりそうな気がして、この回だけS席を取ってました。
大当たりでした。素晴らしい舞台だった!
歌が聞き取れていないところはまだあるんですけど、「あーなるほどこういうことか」と。
レ・ミゼラブルの良く分からん部分がすっこーんと落ちた感じ。とてもすがすがしい気分です。
歌はどうだか分からないのですが物語が良く伝わってきて、「よく分かるレミゼ」でした。

ジャン・バルジャン…橋本さとし、ジャベール…岡幸二郎、エポニーヌ…笹本玲奈、ファンテーヌ…シルビア・グラブ、コゼット…菊地美香、マリウス…藤岡正明、テナルディエ…駒田一、テナルディエの妻…瀬戸内美八、アンジョルラス…坂元健児

まずは今回気づいたものリスト。

  1. 銀の燭台を手に座り込んでいるバルジャンはほんの少し震えている
  2. バリケードでアンジョルラスが「死のう」と言ってる時バルジャンは首を横にゆっくりと振っている
  3. エポニーヌが死んだ時、ジャベールだけはエポニーヌを見ない。「彼女がこの戦いでの最初の死者だ」みたいな台詞を聞いた時に初めてエポニーヌを見る
  4. 酒瓶持った学生さんはガブローシュと超仲良し。ガブローシュが死んだ後の慟哭が凄い
  5. マリウスが撃たれた時の銃声は他よりも大きい
  6. バリケードでお酒か何かが出された時、バルジャンは断っている。マリウスは一気飲み。
  7. 工場でファンティーヌは市長バルジャンに手紙を見せに行き助けを求めているがバルジャンは工場長に行けと指示
  8. 最後にエポニーヌが出てきた時、マリウスとコゼットを優しく見ていた
  9. カフェソングで出てきた学生たち、酒瓶持った人のマリウスを見る目が笑ってはいないんだけどめちゃくちゃ優しかった

自分は宗教が好きじゃないんですよね。
仏教は自身の修行・鍛錬が目的みたいなイメージがあるのでまだしも、キリスト教とかは偶像崇拝イメージが自分の中ですごくあったので、初めてレミゼを見た時も
「なんか面白いねぇ、でも宗教が絡んでなかったらもっと良かったな。宗教嫌いなんだよね」
なんて思っていたものでした。
バルジャンが冒頭で「神父から」感銘を受けると言うあたりで妙な先入観を持ってしまったのだと思います。
それ違うわ、と28日の公演で思いました。

銀の食器を盗んだバルジャンに銀の燭台まで渡した神父が言った言葉は
「これを使って真っ当な『人間』になりなさい」
自己を否定され他人が信じられなくなっていたバルジャンが、他人に愛されることで「他人を愛すること」が真っ当な「人間」として生きる道であると悟ったのだろうなと感じました。
その後出会ったのが娼婦ファンティーヌ。
すっかり荒んで「死んで」しまっていた彼女は、まるで神父に出会う前のバルジャンのよう。
その原因が、工場長に行動(ケンカの裁量)を任せてしまった自分にあったと知ったバルジャンは「信念のために自らが行動しなければならない」と言うことも悟ったのかなと思いました。
信仰心がないわけじゃないんでしょうが、祈ったりするのはあくまで他人を愛したり行動を起こしたり、信念を確認したりするためのエネルギーを得る方法にしか過ぎないように見えました。
その後のバルジャンはどんどん行動を起こして生きていく。時々道を塞ぐジャベールは都度何らかの方法で排除し、そして自分の道に戻っていくのですね。

また、レミゼ群像劇であると言うことも良く分かりました。どのプリンシパルのキャラクター像も鮮明に伝わってきて。
これまであまり注目していなかった学生たち、方法は稚拙であったけれどもフランスや市民を愛して行動を起こしていたのですよね。
今回1本芯の通ったキャラクター像が初めて伝わってきたのはコゼットでした。
母や義父やマリウスの愛をたくさん受けた、義父の信念を通す性格を受け継いでいそうなコゼットで、好感が持てました。
藤岡さんマリウスも熱演。前回見た石川さんに続き、セリフがぐっと心に響きました。
笹本さんのエポニーヌもマリウスを全身全霊で愛していたのがすごく伝わってきました。ON MY OWNはもう泣くしか。
今回は特にバルジャン・マリウス・エポニーヌのセリフが心に直接響いてくるように感じて素晴らしかったです。
橋本さんはわざと歌の部分を普通のセリフ調に言っているところがありますよね。これまで培ってきたメソッドで観客に届けようとしているのだろうなと思いましたが、ミュージカル好きな人は歌えって思うかもしれないですね…。私は全く問題ないのですけど。

そして、橋本さんのバルジャンを理解出来た(ように思えた)のには、なんと言っても駒田さんのテナルディエの存在が大きかったです。
これまで見たテナルディエはちょっとイマイチただの脇役と言う感じ。 友人に駒田さんいいよーと言われていたので楽しみにしていましたが、駒田さんはテナルディエのこの物語での存在意義みたいなものを存分に感じさせてくれて、個人的に大ヒットしてしまいました。
あちこちに目を光らせて、客に愛想を振りまいたかと思うとすーっと笑顔が引けて冷めた表情を見せ、ぼーっと考えもせず酒を飲んでいるだけの客から金品を巻き上げていく。
落ちぶれた後でも下水道でもその行動は変わらず。死人の金歯まで金になるからと抜き、それの何が悪いわけ?とでも言いたげ。
生きる道を塞ぐ者はたとえ愛娘であっても許さない。
そんなテナルディエが最後に出てくるところは結婚式、マリウスにたかったり金目の物を盗もうとしてばれるにもかかわらず、最後は出席者を巻き込んで皆で歌い踊って楽しく終わるのですよね。
明日を一生懸命生きていくための利己主義を肯定しているのかなと思いました。
駒田さんは歌もメリハリが効いていて、テナルディエのこの物語での立ち位置が存分に伝わってきました。
バルジャンの反対語はテナルディエだなと分からせてくれた駒田さんの演技でした。

そんな中異質な存在だなーと思うのはジャベール。
彼は物語の最初から生きる道を見つけていて、その道を歩んできていたのだと思いますが、バルジャンに出会ったことで信念が揺らいじゃって自殺に追い込まれてしまう。
彼はまだまだ理解が難しいです…。一番難しいキャラクターだと思うので、それを演じている役者さんたちはすごいとしか言えません。
それでもちょっとずつ分かってきているような気はするので…最後に見るまでにもうちょっと分かればいいなぁ。
今回はバルジャンに切られた縄が首から外れちゃったので、去り際の縄ピシッが見られませんでした。残念…。
岡さんがジャベールだとそこに期待してしまう自分。ジャベールSっぽくていいんですもの…

カーテンコールでは橋本さん頑張ってました。
最後のカテコでリトルコゼットちゃんとリトルエポニーヌちゃんをそれぞれ片手で抱き上げてました。
…がしかし、いいポジションに収まってなかったみたいでずるずるーっと子供たちが落ちてきちゃって、それを止めようとした橋本さんも腰砕けっぽくなっちゃって会場笑いでした。
おっちゃん欲張りすぎよ…
(「おっちゃんよー使わんわ」発言を聞いてから、失礼ながらおっちゃんと勝手に呼んでます…)

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