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6/28国盗人

2007/06/30(土) 21:33 野村萬斎

国盗人パンフ

想定外の徹夜が入ったりしてなかなか感想を書けなかったんですが、行って来ました国盗人を観に。
感想にはネタバレもありますのでご注意を。

杏・王妃・政子・皇太后…白石加代子
一郎…山野史人、善二郎…今井朋彦、悪三郎…野村萬斎
王妃の弟…盛隆二、王妃の連れ子…福留律子、王子…荻原もみぢ
左大臣…大森博史、右大臣…今井朋彦、久秀…石田幸雄、太郎冠者…月崎晴夫、祐筆…小美濃利明
理智門…今井朋彦
悪三郎一党の者…平原テツ・すがぽん、勅使…時田光洋、女官…大城ケイ
影法師…じゅんじゅん
市長…山野史人
市民…土山紘史・大竹えり・黒川深雪
赤薔薇王子…坂根泰士

一番の感想は、「予想していたよりもすごく良い!」でした。
今回もシェイクスピアが元ネタだしハムレットの最初の頃のような感じになんじゃないかなぁと思って、まぁ最初の方だしあんまり期待し過ぎないようにと思って観にいったんですが、面白かったです。
ポストトークで作者の河合祥一郎さんもおっしゃっていたのですが、演出がかなり面白いと思います。
これまで萬斎さんが、敦だったりまちがいの狂言だったり電光ケイジだったりハムレットだったりRASHOMONだったり、そして能楽だったりと、いろいろなところで経験したもの生み出してきたものを効果的に取り入れているなぁと感じました。
今回は稽古が始まる前にワークショップを行って演出をどうするか役者をどう使うかなどいろいろ試してみたそうなのですが、そこで生まれた演出が随所に入っていたようです。
布1枚を使って左大臣の輿を表現するところがあったのですが、これはワークショップで「どこまで布一枚で表現できるか」にチャレンジし生まれたとか。
能楽の面を使うこと(影法師が面を持って死ぬ人を暗示したり、また死んだ人にかぶせたりする)、じゅんじゅんさんを影法師として使うこと(どう効果的に使うかかな?)もワークショップで考えたそうです。
また舞台全体が夢幻能の形式を取っているんですよ、皆さん能を見たんですよ、と萬斎さんがポストトークでネタばらししていました。 現代人のワキが出てきて一言発すると舞台は昔にさかのぼり、舞も謡いも入って最後またワキで締めています。
演出は大抵良かったなと思うんですが、1箇所気になったのは悪三郎リサイタルの場面です。
あそこだけ毛色が大分変わるしネタものなのに長いので、最初は「よーやるなぁ、ケイジのギャンブルCGと同じノリなのかな」と思いましたが、だんだん引いて来ました。
萬斎さんが引かないか危惧していた、河合さんの「観客に向かって『てこでも動きません!』」は面白いと思ったのですが、あれはそんなにだらだらやらなかったので良かったのだと思います。 悪三郎リサイタルは、ちょっと引き際を間違えているのではと感じました。
ここが上手く収束できていれば「国盗人良かったよー見に行かない?」と友人を誘おうかと思ったのですが…(^_^;

期待していた大森博史さんは、白塗りの顔で出てきて「まろ」と発言した瞬間に「よし!」と思わず心の中でガッツポーズさせていただきました。予想を裏切らないお方だわ。
他の出演者では、白石加代子さんはやっぱりすごいなぁと感じました。
杏・王妃・政子・皇太后どれも似たような立場の女性なので、「誰が誰だか分からんかったりして…」などと不安に思っていましたが、杞憂でした。
「リチャード三世をやるなら女性にスポットを当てたい」というのは高橋康也さんが考えていらしたそうで、その考えを河合さんが引き継いで今回の4役となったそうです。
萬斎さんは「常にボスキャラを相手にしているようで大変だった」とか。
あとは理智門や右大臣などを演じてらした今井朋彦さんが印象に残りました。

役者としての萬斎さんとしては、悪三郎のさまざまな語りがとても表情豊かで聞いていて飽きませんでした。 ジョナサン・ケントの「身体で見せようとするな」の成果なのでしょうね。
あとはラストの悪三郎が死ぬ場面。
斃れると他役と同様影法師に面をかぶせられるのですが、顔が横を向いた拍子に面がコトリと外れ出てきた表情の安らかさ清らかさには驚かされました。
それまでの悪太郎は常に眉間に皺がよってて(メイクで描いてあるとも言う…)、どこか見下した表情や冷酷な表情が多く生来の悪人といった表情ばかりだったので、その表情のギャップに目が離せなくなりました。

舞台は能舞台の形状で、焼け跡や弾痕などを入れて廃墟っぽい感じを出したものでした。
舞台後方には縦横にはられた柱があり、やはり焼けた感じになっていて、柱の上部が焼けて途切れているため十字架のように見えていました。
最初出来上がった舞台は普通の新しい能舞台と言う感じだったそうですが、焼いたりして古い感じを出したいねーということで寝ずの作業を続け今の舞台が出来上がったのだそうです。
焼けた感じがすごくリアルで、とてもいい舞台だなと思いました。…要求の多い演出家を客に持つのも大変ねぇとかも思いましたが。
衣装はコシノジュンコさんのもので、最初悪三郎を見た時は「うーむ…」と思ったのですが、舞台が進むにつれ結構いいんじゃないかなと思い返しました。
平和なイメージのある奈良・平安時代を思い起こさせるような衣装を着た人々の中、悪三郎だけが陣羽織のような衣装でつけた黒頭の形も手伝ってまるで幕末の志士のよう。
他の人と悪三郎という人物の違いが良く分かりました。

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