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能楽現在形「鉄輪」

2007/05/21(月) 01:22 野村萬斎

能楽現在形「鉄輪」番組表

20日は世田谷パブリックシアターまで能楽現在形を観に行って来ました。

舞囃子「猩々乱」
シテ:観世喜正、笛:一噌幸弘、小鼓:吉阪一郎、大鼓:亀井広忠、太鼓:小寺真佐人、地謡:馬野正基/坂真太郎/武田文志/谷本健吾
能「鉄輪」
シテ:片山清司、ワキ:宝生欣哉、ワキツレ:井藤鉄男、間:野村萬斎、笛:一噌幸弘、小鼓:吉阪一郎、大鼓:亀井広忠、太鼓:小寺真佐人、地謡:観世喜正/藤波重彦/馬野正基/坂真太郎/武田文志/谷本健吾

鉄輪については、柴田稔先生のblogに写真つきで解説されていたのでそちらを御覧下さい。
ご丁寧に、鉄輪同様の丑の刻参りの仕方まで紹介されています。
あなたも貴船神社にGo!です。

今回の舞台は普通の劇場に作られているので、演出なども劇場用になっていました。
舞台設置は世田谷PT芸術監督お得意(?)の3本橋掛かり。舞囃子では左右の2本だけを出し、能では3本使っていました。
あとは照明。能楽堂では客席は明るいままですが今回は暗くなっていました。また照明の色を変えたり。これは今までも結構やっていましたね。
今回初めて見たのは、舞台に模様などを映し出したことでしょうか。
舞囃子では海の波模様。 鉄輪では安倍晴明が支度を整えて後方に座し祈祷を始めると四角く陣のようなものを浮かび上がらせ、また先妻が人形に迫っているところでは安倍晴明の桔梗紋が浮かび上がり、一見ただ座しているだけで身動きもしない晴明の祈祷の力を目に見える形で表していたのだろうと思います。
派手な照明ではなく、最低限の、役者の邪魔をすることのない照明演出はなかなか素晴らしかったと思います。
演出では、鉄輪で前シテが出てくる際に舞台の最奥、真ん中の橋掛かりの後ろをずっと通って左の橋掛かりに抜けたのが良かったなと思います。ところどころシテの姿が舞台装置に遮られて見えなくなるのが、貴船神社まで急ぐ女が木々の間を抜けていくように感じました。
演出はいくつか用意してあって、シテの方にやるやらないを選択してもらったそうです。ちなみに今日のはSEがなしと言うことになったみたいです。演出が変わると知ってたら他の日も見たかったです。残念。
それ以外では、鉄輪で後シテの面がすごく心に残りました。
観ている時は不勉強で分からなかったのですが、あれは「橋姫」の面だったようです。鉄輪では、生成か橋姫の面を使うのだとか。
葵上を見た時に生成を初めて見たのですが、生成は角が出ていたり人間と言うよりもかなり異形の物に近かったです。
橋姫はあくまで人間の顔。…しかし、心の奥底から滲み出てくるというか、留めておきたくても留め置けないくらいの負の感情、悲しみとか苦しみとか憎しみとかが感じられ、観ていて非常に胸に迫ってきました。

今回の公演はポストトークあり。
ポストトークでは能楽現在形のメンバーである一噌幸弘さん亀井広忠さんそして萬斎さんの3人に、シテを演じた片山清司さんの4人が出ていらっしゃいました。片山さんは紋付で、他の3人は私服(洋服)。
…ただ一噌さんは笛の準備が間に合わなかったのか片山さん亀井さんと一緒に出られず(萬斎さんは兼進行役で最初に出てきてました)、話の途中で幕の向こうからぴょろぴょろ笛を吹いてました(^_^;
萬斎さん「呼べっていってますね」とかなんとか。
萬斎さんや亀井さんのお話は聞いたことがあったんですが、一噌さん片山さんは今回が初めて。
一噌さんがもー、しゃべりたがりでしかも微妙に話がずれててその上洒落好き。キャラが強烈すぎですよ!
自分でしゃべってから「ヒロちゃん、突っ込んで!」とか亀井さんに言ってるししかも「突っ込めない」とか返されてるし。
亀井さんは一噌さんのこと「ユキちゃん」とか呼んでるしもーこの二人仲良しさんなんですねー。
萬斎さんは放置気味というか、一噌さんが枝をガンガン茂らせてって幹からどんどん外れていくのをけしかけてると言うか…冷たく話を促していっちゃうんでどんどん変な方向に行きそうになるし。
…で、亀井さんが元に戻そうと口を挟むってパターン。
「親から受け継がれた能楽のメソッドに何も疑問を持たなくても食っていけるけど今それをやる意味を考えていかないと」とかいう話をしている時に、笛の指変えの話(こう指を置いた方が楽に音が出るのにとか)を始めた一噌さんに亀井さん「皆技術に疑問は持ってるから。今はそういうのじゃなくてもっと大きな話!」とかね。びしっと突っ込む突っ込む。
多分一噌さんは、本当に笛がお好きなんですね。
片山さんはねー、もうなんと言うか、生きてる世界が違いますねって感じでした。
なにがって、片山さんすごい品があるんですもの。
萬斎さんや亀井さんの話はやわらかーく微笑みながらうなずきながら聞いてらして、一噌さんの脱線話もうなずきはしないけど優しく笑ってるし(1回だけ突っ込んだ気がするけど)、話す時も促されてから話し始めて自分からしゃしゃり出ていくことはしないし、京都の人だからかも知れませんが話し方も柔らかくて。
萬斎さんとか亀井さんとかは結構普通の話し方をしていて。片山さんとの比較で普通の人っぽく感じたのかもしれませんが。
「上品」って片山さんみたいな人のことを言うんだわーとか思ってしまいました。
あまりにびっくりしたので、萬斎ファンにもかかわらずかなり片山さんに注目していた気がします。ファンになりそうですよ。
決してナイスメガネだったからではありません。

世田谷PTでは「活版再生展」をやっていました。
活版印刷はルネサンス3大発明です。その昔の技術を使って芸術を作ろうと言う試みなのかな。
文字や印刷って好きなので、興味深く見てきました。
自分は結構ネタもの好きなんですが、その中でもなんじゃこりゃと思ったものがあったので写真を撮ってきました。

「生き方がジャージ同然」

…どんな生き方なのか、さっぱり分かりません。

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