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第21回狂言やるまい会東京公演

2005/08/27(土) 23:00 能・狂言

やるまい会番組表

宝生能楽堂に愛知の野村又三郎家の狂言会「第21回狂言やるまい会東京公演」を見に行ってきました。
斯道80年記念ということだからか、開演前のロビーには又三郎さんご本人が紋付袴姿でいらして、馴染みの方々にご挨拶されていました。
和泉流の長老は相変わらずお元気で、とても84歳とは思えません。以前国立能楽堂で舞台を拝見した時、帰りに千駄ヶ谷駅で又三郎さんをお見かけしたのですが、品のあるお着物姿で鞄片手にすたすたとホームの階段昇っていらっしゃいました…。
今日は休憩前に親子3代舞台に上がってご挨拶なさったのですが、「80歳でできた初孫と台詞のある狂言をやってからあの世に行きたいと思います」とか「なかなかお迎えが来てくれませんので100まで生きるんじゃないかと思っていますが」とかおっしゃってましたが、本当にいつまでもお元気で活躍なさってそうです。90までは余裕じゃないですか??

今回は記念となる公演なので、東京の野村万作家と京都の茂山千五郎家の皆さんもいらしていました。
番組表と曲の感想は以下。

鼻取相撲
大名:野村萬斎、太郎冠者:石田幸雄、坂東方の者:野村小三郎
昆布売
昆布売:奥津健太郎、大名:松田高義
墨塗
大名:茂山千五郎、太郎冠者:茂山茂、都の女:茂山正邦
靭猿 替装束
大名:野村小三郎、猿曳:野村又三郎、太郎冠者:野口隆之、猿:野村信朗

鼻取相撲。
萬斎・石田の万作家2人と小三郎さんのコラボ(?)。萬斎さんの舞台は約2ヶ月ぶりでした。
まず目を引かれたのは万作家二人の装束の柄。
萬斎大名の素襖は葡萄。
マスカットのような黄緑色した葡萄が背中や袖や足の部分に横一直線に入っていました。 一足早く舞台上に秋が。
石田太郎冠者の肩衣は瓢箪。微妙に夏っぽいですが、黄緑色が素襖の葡萄とリンクしていてよかったです。
ちなみに小三郎さんの肩衣は矢。背中に矢が8本。表は左右それぞれに2本ずつ。
本当に狂言装束の柄は面白い。すごく大胆なデザインがあって、装束見てるだけでも楽しいです。 能楽堂の常設点とか、デパートの展示場とかで能楽の展示やってる時はよく見に行きます。
参考リンク:http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/v-nmn1/v-kyo1/v-szk1/IPA-nou180.htm
今回の会は「大名さまざま」という副題がついており大名が必ず登場するのですが、鼻取相撲の大名も天真爛漫で単純で気が短くてお約束どおりの大名でしたね。構成は文相撲と似たようなもの。
太郎冠者に新しい家来を連れて来させた大名、新参者が相撲が得意と聞くと相撲を見てみたくなり、でも誰も相撲を取れる人がいないので自分が相手になる。 開始早々鼻をとられて負けてしまうので、鼻をとられないようにカバーをつけて再挑戦、グーで張り手して勝つが次の対戦では腕をとられてまた新参者に負けてしまう。 大名は鼻カバーを投げ捨てて、負けた腹いせに太郎冠者を投げて気持ちよさそうに帰っていく話。
鼻をとられないように丸い形の焼き物を鼻につけるのですが、結構やわらかい焼き物のようで、最後「何の役にもたたん!」と投げ捨てるとゴツッという感じの音がして砕けました。パリンじゃなかったですね~。
舞台終了後、後見の月崎さん(番組表だと深田さんになっていたのに実際出てきたのは月崎さんだった)がかけらを片付けるのですが、なんと一枚羽を箒に(羽箒だったのかも)、扇を塵取にして片付けてました。
扇が塵取とは…なんとも風流。

昆布売。
大名が途中で出会った昆布売に太刀持ちをさせようとして逆に太刀で脅され、謡や踊り節で昆布売りをさせられ挙句の果てには太刀も脇差も持ち逃げされる狂言。
昆布売よりも似たような構成の二人大名の方がビジュアル的にも話的にも面白いですね。昆布売は初見でした。

墨塗。
千五郎家の狂言は結構久しぶりかも。しかも今日は千五郎さんと息子二人、芸がしっかりしてる方々だし面白かったです。正邦さんファンだし。
まず配役、正邦さんが女で茂さんが男だったので「いつもとは逆で来たな」とにんまり。 茂さん、最近狂言演じる上でのキャラが固まってきちゃったのが残念だなと思っていたので。
訴訟に勝って国へ帰る大名に「別れるのは悲しい」と泣く女、実は嘘泣きで水をつけて涙に見せかけている。 それに気づいた太郎冠者は大名に報告するけど大名は単純なので全然信じてくれない。 そこで太郎冠者はそーっと水と墨を取り替えちゃう。 大名は女の顔を見て愕然、太郎冠者と共謀し、形見分けに鏡あげるから覗いて御覧、と女に鏡をあげると鏡を見た女は逆ギレ。 笑って逃げ回る大名と太郎冠者の顔に墨を塗りたくって追って入る。
大名と太郎冠者が一緒にコケたり、全員の顔が墨だらけになって見た目も面白いし話の筋も面白いから会場大うけでした。
茂山家は時々ふざけすぎるときもあるけど今日は適当。
大名太郎冠者が一緒に腰からこけるところはタイミング合ってて最高。コケる型が綺麗なんですよねぇ。

靭猿。
替装束ということで、猿が芸をするところで着るのは白いちゃんちゃんこ(?)でした。
狩に出かけた大名が途中で猿曳に会い、靭に猿の皮をかけたいから猿の皮をよこせという。 大名は拒否する猿曳もろとも猿を射殺そうとするので猿曳は猿を殺そうとするが、猿は打とうとした棒を取って芸をするので可哀想になり猿を殺せない。 状況を知った大名は可哀想になって泣き、猿の命を助けると猿曳は猿に芸をさせる。 大名は猿の芸に大喜び、刀やら着物やらを猿曳に与え、裸で猿と一緒に戯れて目出度く終わる。
今回猿の信朗くんは3回目だったようなのですが、うん、猿じゃなくて人の子でしたね(^_^;
2本足で立っちゃったり、紐で遊んじゃったり回るのを忘れちゃったり。お父さんもおじいちゃんも冷や汗?
靭猿は結構いろんな家のを見ていて、萬斎さんのお子さんの靭猿は娘のも息子のも見ました。二人はもうちょっとお芝居になっていたのでついつい比べて見てしまいますが、よくよく考えると3つとか4つとかの子があれだけおとなしく猿の役をできるほうが珍しいんだろうな…。
妙に役者なんですよね。萬斎さんちのお子さん。
特に息子の祐基くんは、ドキュメンタリー番組によると「僕もパパみたいにならなくちゃ」なんて思ってるみたいだし。4歳くらいでそんなこと思わんでも…となんともいえない気持ちで見てました。
あ、後見に茂さんがお手伝いで出ていました。他家の方が演者じゃなくて後見で出るのは初めて見ました。
正邦さんも茂さんも小さい子供がいるので(どっちも去年生まれたんだったかな)、「いやーこれは猿の稽古は大変だなぁ…」なんて思いながら見ていらしたかもしれませんね。

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